*高尾英尚 候補より(2015.11.12受領)
宛)精華小校舎愛好会 さま
はじめまして、高尾英尚と申します。
ご質問の件、唐突な話で驚いておりますが、基本的に大阪市が管理する施設を売却するのは控える方針です
(市営地下鉄も民営化はしませんし、基本的に橋下市長の切り捨て方針には反対です)
今、他にも様々な質問対応に追われており、また私自身も早朝から深夜まで動き回っっておりますので、回答は以上とさせてください。
無事に大阪市長になれましたら、改めてきちんと対応させていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
http://www.takaohidehisa.com
大阪市長候補 高尾英尚
*中川暢三 候補より(2015.11.15受領)
精華小校舎愛好会 様
公開質問状を拝受しました。精華小学校・幼稚園跡地について私の所見は下記の通りです。
様々な問題を内在・放置したまま、売却され、歴史的建築物が解体されてしまったのは誠に遺憾で、市長就任後、跡地についてのプロポーザル実施→売却決定→計画変更など、一連の意思決定に瑕疵・不作為・違背行為は無かったか、第三者委員会を設置して検証します。
買主(成信)への買戻し請求、市役所関係者の処分、処分を最終決定した者への責任追及や損害賠償請求なども含め、法的措置を講ずることができないか早急に検討を開始します。
提案1と提案2を求めるという変則的プロポーザルが実施され、開発ノウハウがなく、転売益だけが狙いの業者を排除しなかったのも問題です。
私が北区長在職中に、大阪北小学校の売却とほぼ同時期に売却準備が進められていたこともあって、精華小学校跡地処分の問題点を私は教育委員会に指摘しましたが、地元中央区長でもなく、また所管外の案件ということもあって教育委員会からは単に聞き置くに留めれた経緯があります。
歴史的建築物であることに加え、閉校後も文化活動の拠点として有効に利用され、漸く活動が根付き始めた時期に売却され、解体されてしまったのは誠に残念です。
教育や文化を育成擁護すべき教育委員会が、小学校校舎のハード・ソフト両面の価値を理解せずに解体を条件付けたプロポーザルを仕組んだのは全く論外です。
そもそも学校が閉校したのなら、学校の土地建物は教育委員会の所管から外し、例えば契約管財局や財政局の所管に替えるべきものです。
学校の校舎の修繕や改築などしか担当したことのない教育委員会の管財担当が売却処分を進めることに、私は北区長時代から異議を唱えていました。
交通局所管のフェスティバルゲート跡地の処分についても、売却時の付帯条件が履行されず、単に土地を取得してパチンコ店を開きたい企業に体よく売却した格好です。
契約条件に違反し、問題が起きた段階できっちりと対処していれば良いものを、問題を先送りし有耶無耶にしたがゆえに買戻しもできなくなってしまいます。
買戻しの特約も条文が甘かったため、それを根拠に買戻しを求めると裁判となって市が損害を被る可能性もあるとの弁護士の意見書を受けて、フェスティバルゲート跡地の処分でも結局、弱腰の対応になってしまったと私は見ています。
なお、大阪北小学校(曽根崎2丁目)の跡地処分においても、教育委員会が描き、既に地域とも合意していた「敷地分割し残りの敷地を売却する」などの非現実性を私が橋下市長に具申して、敷地の単純売却と集会所の建設整備を民間が行った上で地域に無償で貸すというスキームに変更した経緯があります。
中川暢三
*柳本あきら 候補より(2015.11.19受領)
精華小学校愛好会 御中
柳本あきら
前略
貴団体の公開質問状について、以下、回答いたします。
どうぞよろしくお願いいたします。
もと精華小学校・もと精華幼稚園については、1995年の閉校後、小劇場や市民学習センターとして使用されてきましたが、橋下市政になってからの2012年12月に敷地の売却方針が決定し、翌2013年民間に売却されました。
歴史的価値のある校舎を含む敷地を民間に売却し、その跡地には商業施設をつくるとされていたものの、校舎を解体して更地にしたあとは計画がとん挫しかけていると側聞していますが、歴史的な旧校舎を壊しただけの、たいへん残念な事態が生じていると認識しています。
入札時の契約では、市は契約違反があった場合、契約締結後5年以内に建設工事に着手できなかったり、同8年以内にすべての工事が完了できなかったりした場合、入札時の最低価格相当額で跡地を買い戻すことになっています。
仮に買い戻すことになれば、近隣の地域の方々はもとより、市民の皆様方のご意見を広くお伺いしながら、跡地利用のより良きあり方について、検討したいと考えています。